三菱鉛筆株式会社のロングセラー鉛筆「ユニスター」が、7月1日をもって値上げに踏み切るとのニュースが入ってきました。もちろん、良いものだったら売れるので問題ないのですが、最近の風潮で安いものに流されてしまわないか心配です。
僕の叔父が常々言っていました。「安物はダメだ。そういうものを持つこと自体ダメなんだ。」と、僕に言い聞かせるように繰り返し言っていました。もちろん、叔父さんの持っているものは一流品ばかりだったし、お土産にくれるものも高級品でした。
安いものにだって良いものもあるけどなぁと子供心に思っていたのですが、僕自身も齢を重ね、それ相応の対価を支払って手に入れないと文化の継承も出来ないし、そもそもその土壌育成も出来ないということがよくわかる年齢になりました。
みなさん、ふさわしい対価を支払って、素敵なものに囲まれて生活しましょう。
鉛筆の芯は、みなさんご存知の通り黒鉛と粘土の混合物を焼成して固めたものであります。三菱鉛筆の製品はもちろんですが、他の国産鉛筆メーカーも粘土特有のざらつきを感じたことがありません。昔はよく粗悪感満載の鉛筆があったんですけどね。
一度で良いから、この製造工程を見てみたいものです。
よくよく考えたら軸部分の木材は天然のものを使っているはずなんで、品質は安定しないはずですよね。にもかかわらず、最近の鉛筆はその部分に関してもトラブルありません。一体、どういう品質管理をしているんでしょね。知りたいです。
そんなすごい鉛筆なんで、値上げ許してあげてください。