特別史跡名古屋城『金鯱クリップ』をお土産にいただいた嬉しさをブログにぶつけたいと思います。何歳になってもお土産をいただくのは嬉しいです。自分の好きな文房具で、なかなか買う機会がないものならなおさらです。今日は、そんな思いを書きますね。
名古屋城は何故金鯱なのか?
文房具の話に入る前に、まず名古屋城ネタをお届けいたします。僕は愛知県で育ったので、子供の頃に両親に名古屋城に連れていってもらいました。全然記憶にないのですが、記念写真を撮ったのでその情景だけは記憶に残っています。やっぱり尾張地区の特別な場所ですよね。
では、最初に名古屋城は何故金鯱なのか?その問題に向き合ってみます。
お城の天守閣に金の鯱(しゃちほこ)を飾ってあるところは、結構あるみたいです。でも、名古屋城のものは特に有名ですよね。まずは、そこの部分を解明しましょう。「尾張名古屋は城でもつ」なんて言葉があるくらいですからね。ここにはどんな秘密があるんでしょうか?
鯱(しゃちほこ)は、もちろん空想上の生き物です。あんな恐ろしい魚が泳いるなら、とても海へは行けませんからね。海水浴もおちおちしていられません。これは、虎と龍をかけ合わせた強さの象徴であります。また、厄除け(火災除け)を祈願という意味もあるのです。
昔は、火を消すには水しかありませんでしたから、水に関するものを屋根に飾ると習慣がありました。この話は、塔の頂上につけた九輪の上にある火炎状の装飾具「水煙(すいえん)」などが有名です。火事の連想を避け、災厄を抑え込むという意味を込めて設置されました。
鯱は火災除けのお守りであり、権力の象徴だったんでしょう。だから金ぴかなんですね。
なんで名古屋の金鯱は有名なのか?
では、なぜ名古屋城の金鯱がそれほど有名なのでしょうか?
その理由は、江戸時代を乗り越えて残った金鯱は名古屋城のものだけとされて、日本国内や海外の博覧会に出展されたからなのです。特に有名なところでは、1873年のウィーン万博博覧会に出展されて、おおいに話題になったそうなのです。その影響が大きいのでしょう。
しかしながら、1945年の名古屋大空襲で焼失、現在のものは復元されたものなんだそうです。僕は金鯱はずっと本物だと思っていましたけど、確か名古屋城に行ったときにそんな話を聞いたかも。なんとも戦争は罪深いことをしますね。絶対に繰り返してはならない過ちです。
ついでに、なんで屋根が青いんだ?
よく名古屋駅前のスタバからボーッと名古屋城を見ているのですが、いつも気になるのがこのことです。なんで屋根が青いんだろう?皆さんも気になりませんか?青い屋根ってカッコイイんでしょうか?それともその時代の流行だったんでしょうか?今回は、ここを解明します。
そもそもこの青い屋根は銅瓦を使用しているから、こんな色をしています。銅が参加して緑色に変色したのが、この青い色だったんですね。緑青(りょくしょう)っていう銅が錆びた状態なのです。では、なんで銅瓦なんか使ったんでしょうか?
それは、軽量で耐火性に優れいるという理由もあるのですが、経済力があることを周囲に知らしめる効果があったからです。こういう高価なものを使うのも諸大名から納めさせた上納金から成り立っているので、使えば使うほど周囲を弱らせる手段になったと思われます。
屋根が青いのは権力の象徴である銅瓦が錆びたからなのです。でも、良い色だなぁ。
クリップは素敵な文房具です
さてさて、本題の文房具の話です。
僕は文房具全般が好きなのですが、その中でも「クリップ」好きです。現在、勤めている会社の備品として置いてあるクリップは自由に使えるのですが、僕は自前で購入してきたものを使って楽しく仕事をしています。やっぱり自前文房具はモチベーションを上げてくれます。
クリップは自分のところからあっという間に出て行ってしまいますが、時々何ヶ月か後に戻ってくることがあるんですよね。こういうときに文房具好きとして無常の喜びを感じます。
郵送物の中にメッセージが可愛らしいクリップで留めてあるのも、好きです。こういう細かいところに配慮してくれると嬉しいです。だから、自分もこういう部分にこだわりたいですね。
今日から何日かわかりませんが、僕のところから出て行くクリップは『金鯱』ですよ。周囲のみなさん、お楽しみにしていてくださいね。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の皆さんに感謝です。