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デザインセンス抜群の『お年玉切手シート』について語ります

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今年はお年玉年賀ハガキ、一枚だけ当たりました。3等の「切手シート」です。毎年、この美しいデザインをみるのを楽しみにしているのです。味のある風物詩ですね。

 年賀状は苦痛の年中行事でした

僕は毎年、平均すると150枚くらい年賀状を書いていたはずです。とても辛かったです。一年に一度しか挨拶できないような人に手紙を送ることは、素敵なことだと思うのですが、手書きにこだわっていたので手が痛くて痛くて、毎年苦痛に耐えながら年賀状を書いていました。

でも文房具ブログを書き始めたおかげで「万年筆」という最強の筆記具に出会いましたので、この苦痛から逃れることが出来ました。万年筆さえあれば、何枚書いても手が痛くなりません。加圧して書かないので、手や指に負担がかからないんですよね。これは画期的でした。

でも、今年からすっぱりと年賀状をやめてしまいました。まだ年賀状をくださる方がいらっしゃる申し訳ないのですが、返事を書くのもやめてしまったので、僕は最初からこの世にいなかったものとしていただけば結構です(笑)。(この理由はまた別の場所でやりますね。)

そんな僕なのですが、今年も1枚『お年玉切手シート』が当たりました。ちょっと申し訳ないような気持ちになるのですが、嬉しいのでこのことについて書かせていただきます。
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そもそも年賀状って日本の文化なの?

ずっと僕を苦しめてきた年賀状、誰かが商売目的で作り出した行事のように思えるでしょうが、実は違います。

年賀状は昔から日本の文化的習慣として存在していて、その歴史は古く平安時代までさかのぼります。現在確認出来る日本最古の年賀状といわれるのが、平安時代の学者である藤原明衡の手紙の文例集『庭訓往来』の中にある正月の文例です。

ここには「春の始めの御悦び、貴方に向かってまず祝い申し候」(春始御悦向貴方先祝申候訖)と記されています。まさに賀状ですね。新春の喜びを表現しています。かつては、この短さと明快さにも意味があったんです。面白いですよ。

さて、この文例が記された時期を同じ頃、平安時代からは年の始めに親族やお世話になった人の家をまわって挨拶をする「年始回り」の習慣も広まりました。これは大正時代あたりまで広く行われ、正月は挨拶のために行き来する人々で通りが混雑するほどだったとか。うちの両親もかかさずこれをやっていました。これについていくとお年玉がもらえるので楽しみでした。

人口が増えてきた江戸時代になると、書状で挨拶を済ませることも増えていきます。新年を祝う書状を届けるのに、飛脚が活躍しました。また、この頃には玄関に「名刺受け」を設置し、不在時にはお祝いの言葉を書いた名刺を入れてもらうという簡易スタイルも登場したのです。現代でも仕事の年始回りでは「謹賀新年」など賀詞入りの名刺を使うことがありますね。

このように、年始回りを簡略化したものが年賀状の起源だといわれています。なるほどね。

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今年はこんな『切手シート』です

不正コピー防止のために全体像写真はありませんが、こんな感じの記念切手です。なんとも縁起の良さそうなデザインが良いですよね。「鶴亀」です。日本に8人しかいないと言われている切手デザイナーさんの渾身の作品ですね。

いつも干支が入っていたように思いますが、今年は違うんですね。

ところで、使用済みの海外切手が雑貨屋さんなどで売られているのを見たことありませんか?僕はちょくちょくこの古切手を買い集めています。手帳やノートをデコレートするときや検索性を高めて気になるページに貼っておくなど、結構使えるんですよ。

是非、自分らしい使い方を模索してチャレンジしてみてくださいね。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。読者の方々に感謝です。

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