愛知県岡崎市にあるペンズアレイタケウチさん(旧:竹内文具店)は、色々な企画を練って文房具の普及活動に尽力しておられる。僕は気が小さく女性に使われやすい男なので、そんな最中に店を訪れようものなら巻き込まれてしまう。
「気の利いたアイディアを出しなさいよ!」と口では言われないけれど、空気で伝わってくるのでビビる。奥の机で小一時間考えて原稿にしたものを提出してからでないと家に帰れない雰囲気の時もあるが、かなり慣れてきたのでもう大丈夫だ。
そんなペンズアレイさんで夏目漱石企画をやっておられるので、お近くにお見えの際には是非立ち寄っていただきたい。かの文豪が愛した萬年筆を見ることが出来るなんてのは、この機会を逃したらもう愛かもしれない。そんな貴重な企画なのだ。
夏休みの自由研究にもぴったりなので、題材候補にしてもらいたい。
そんなお店の中に気になるポップが貼ってあった。
日本の万年筆普及の道筋は、丸善さんが作ってくれました。
ご来店記念又は市制100周年記念に是非一冊お求めくださいませ。
さらりと、読むと「そうかな?」と思うが、ご来店記念や市制100周年と丸善のメモ用紙が、どんな関連があるのかは全く不明だ。しかしながら、店長に在庫があるのか聞いてみると「そこにあるだけしかない」という返事だった。8冊しかないの?
ちょっとビックリしたので全部買っておくことにした。大人買いというやつです。
アマゾンでも販売しておるではないか・・・と思ってよく見ると「原稿用紙」だった。やはりメモ用紙は貴重かもしれない。店長に「また仕入れといてくださいね。買いますから!」と念押ししておいたので、仕入れてもらえると思う。
丸善のメモ用紙『萬年筆物語』の素晴らしさ
表紙は実に素晴らしい。文房具好きにはたまらないと思う。
僕は是非ともこの表紙で撮影に使われている萬年筆を一本づつ解説してもらいたい。そしてどうして採用に至ったのか、そして落選した萬年筆はどんなものがあったのか知りたい。絶対に口外しないと約束してもいい。僕は口が堅いので安心してもらいたい。
本当に「メモ用紙」として使うのでしょうか?
正直に言いますと、もったいなさすぎです(笑)。メモでそんなに書くことないですからね。でも、こういう一見メモに適さないようなものをメモに使うと新しい世界が見えてくるかも知れないですからね。かなり楽しみです。
ペンズアレイさんで再入荷しましたら、また連絡いたします。