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画期的な蛍光ペン!ボールペンの文字がにじまない『モジニライン』

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ゼブラの「ジャストフィット」はペン先が良い具合に柔らかくしなって、マーキングしたい紙面に密着して使えるので、綺麗に使える画期的な蛍光ペンです。もちろん、几帳面な僕はこのオレンジ色を愛用していました。

ところが、このゼブラという地味に文房具を進化させて市場拡大を狙うメーカーは、ジャストフィットをさらに進化させて販売を開始しようとしているというニュースが飛び込んできましたので、その進化版蛍光ペンを紹介をします。

実は、僕は2018年7月に開催されたISOTという文房具の展示会で、この新商品を試し書きさせていただいていたので、良さは十分に実感できております。まだ発売前ですが、そういう事情ですのでリアルに解説させていただきますね。

今日、紹介する文房具はゼブラの『モジニライン』です。

この蛍光ペンは、ボールペンで書いたモジの上からマーキングしてもにじみにくいという特性を備えたペンなのです。僕は几帳面な性格なので、うまくマークできなくても、裏写りしても、にじんでも嫌です。そんな人におすすめです!

もう首都圏の一部の文房具屋さんでは店頭で売り出しているという噂を耳にしております。ということは、地方の大型店舗でも、もうすぐ売り出されるってことです。お楽しみにしていてくださいね。必ず満足させてくれる蛍光ペンです。

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『ジャストフィット モジニライン』のプレスリリースより

ゼブラ株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:石川 真一)は、ボールペンの文字がにじまない新しいインクを搭載した蛍光ペン「ジャストフィット モジニライン」を2018年8月10日(金)より全国の文具取扱店で発売します。

従来の蛍光ペンは、ボールペンで書いた文字の上から引くとボールペンのインクがにじんでしまう欠点がありました。特に、年々市場が拡大している水性ボールペンでは、にじんでしまう傾向が強く、ゼブラ独自調査によると約半数の学生が、にじみが原因でノートづくりに失敗したことがあると回答し、不満となっていました。
この「ジャストフィット モジニライン」は、インクの中に新成分を配合し、イオンの力で水性ボールペンインクをにじみにくくした蛍光ペンです。 

 

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イオンの力とか言ってますが、こんな売り文句で販売していた洗剤がありましたよね。「新成分配合!イオンの力!」基本、全部イオンの力だろう・・・と、世間を斜めに見ていた僕はこんな風に思っていたことを思い出しました(笑)

もうすっかり大人なので気持ちを切り替えて『モジニライン』を深堀していきます。

『モジニライン』の特性を紹介しますね 

  1.  水性ボールペンのインクがマイナスの電荷を帯びていることに注目し、蛍光ペンのインクにプラスの電荷を帯びた新成分を配合しました。互いのイオンが結合して、ボールペンのインクが紙面に固まり、にじみを抑えます。それにより、ノートの大事なところににじみを気にせず使えるので、よりカラフルできれいなノートを仕上げることができます。
  2. またペン先には柔らかい素材のナイロンを使用し、しなって紙面にフィットするようになっています。均一の力で線を引くことができるので、厚い参考書の曲面など、簡単にマーキングをすることができます。

ジャストフィットが出た時から感じていたのですが、ペン先は実に良いです。狙いにくい湾曲した紙面でも、まさにジャストフィット!本当にフィットするという感じなんですよね。均一のラインが引けないとイラッとする方にお勧めです。 

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ゼブラの『サラサクリップ』など、学生に人気の高い水性顔料のボールペンで一生懸命勉強していても、蛍光ペンを引いたら汚れてしまうのは、研究者自身も不満に感じていたことの1つでした。ゼブラは、学生の集中力を途切れさせないために、芯が折れないシャープペン『デルガード』などを発売していますが、蛍光ペンでも集中力をサポートする新商品を出したいと考えていました。
しかし、研究はなかなかうまくいかず、インクを改良したり、ペン先を見直したり、紙との相性も調べてみました。そんな中、研究チームで知恵を絞り、他業種で使用されているイオンの力で“インクを集めて固める”技術を発見しました。その技術を応用し、蛍光ペンに搭載することで、今回の「ジャストフィット モジニライン」を開発することができました。開発期間は全部で約3年間、試作したインクの数は450種類以上に上ります。


 『モジニライン』にじまない画期的蛍光ペン

「ジャストフィット モジニライン」は主に水性顔料のボールペンでにじみにくい力を発揮します。
水性顔料は、水中に着色剤が分散しているインクであり、分散して安定するためにマイナスの電荷を帯びています。その点に注目し、今回発売される蛍光ペンにプラス電荷をもった新成分を加えることで、着色剤と結合し紙の上に固める機能がはたらきます。
この原理は、「凝集(ぎょうしゅう)」と呼ばれるもので、主に水質を浄化する際に行う仕組みと同じになります。

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しかしながら『モジニライン』とはダサい名前だ。言いにくいし、メリハリもない。どうしてこんなネーミングがゼブラの社内会議を通過して採用されたんだろうと心の底から言いたくなる。大丈夫なのか?ゼブラさん。

でも、僕が心配することでもないし、ゼブラがこれで良いと言っているならば放置しておこうと思います。とっても便利で良い蛍光ペンなので、名前とか関係ないかもしれないけれど、もう少しひねってやれば爆発的名前だったはずだ。

そこだけが、残念でならない、

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。感謝します。

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