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【豆知識】「お年玉切手シート」は、切手デザイナーが作っているのだ!

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今日は年賀状の記念切手について考察します

そもそも年賀状をあまり出さなかった僕がいうのもなんなんですが「お年玉記念切手シート」が2枚しか当たりませんでした。もう少し当たっても良いなぁと思うんですが、50分の1くらいの確率ですので、しかたないところです。

しかしながら、今年の「酉年」のお年玉記念切手のデザインは、いつもよりもずっとかっこいいです。郵政省に何かあったのでしょうか?それとも、いろいろな問題でデザインにシビアになっているんでしょうか?とっても良いことだと思います。

結構、気合が入っていますよね。最近の切手デザイン好きなんですよね。僕は郵便局にいくと必ず展示用のくるくる回るやつを何度も回して、最新作を確認しています。ちょっと迷惑ですが、気に入ったものを買いたいので仕方ないですよね。

今日はこの「年賀状の記念切手」についてです。

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おどろきの「切手デザイナー」が存在した

世の中には色々な職業があるけど「切手デザイナー」なる人がいるって、初めて知りました。もちろん、僕の知人にはいません。日本に何人いるのかも知りません。「職業は、切手デザイナーです」と自己紹介されたこともありません。

しかしながら、「お年玉切手シート」は、この「切手デザイナー」が考案するすごいものなのです。びっくりしたでしょ?とにかく、「切手デザイナー」って、とってもミステリアスな職業ですよね。響も良いですよね。

切手デザイナーの仕事を紹介すると、こんな感じです。

切手デザイナーとは日本で発行される「切手」の企画からデザインまでを行うデザイナー。かつては郵政省の公務員「技芸官(デザイナー)」として採用されていました。

現在(2015年)は民営化された日本郵便株式会社 郵便事業本部 切手・葉書部 切手デザイン担当部の社員として7人の切手デザイナーが働いています。
※日本郵便株式会社のスタッフは約20万人。

年間に新しく作られる切手の数は約40種類。年間発行枚数は5億枚以上。
7人のデザイナーそれぞれが請負い、1人当たり6枚~8枚程度のデザインを担当します。切手デザイナーの仕事は切手発行に際してのデザインプロセスを全て担当する事です。

 

1.企画
2.作画(デザイン)
3.図案考証

 

まずは発行計画を元に会議を行い方針を決定します。その後、デザインにとりかかり作成後に図案考証を行います。問題がなければ入稿となり、実際に切手が印刷され発行されていきます。※図案考証とは切手に描かれた図やデータが間違っていないか専門家などに依頼して確認する事。

切手は有価証券であり、それ自体に価値のある商品です。
発行数も膨大で日本の全国民が使用するものであるため、デザインの精密さからインクの種類まで一般的な印刷物とは比べものにならないほどの労力がかけられています。


日本に七人しかいない「切手デザイナー」。こんな人が身近にいるわけないですよね(笑)すごさはもちろん、会えてないことにも納得しました。そんな幻の職業の方がデザインした今年の記念切手しっかり使いましょうね。

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